こんにちはyanです。
今回は、絶頂期にピーター・ガブリエルが脱退して、
ボーカルをフィル・コリンズにした4人編成時代の、
貴重なプロモーションビデオを紹介します。
2枚組のトータルコンセプトアルバム、「幻惑のブロードウェイ」を発表し、
ライブでもスクリーンでスライドを流し、「幻惑のブロードウェイ」全曲を演奏、
観ている観客を圧倒させたジェネシス=ピーター・ガブリエルでしたが、
ステレオタイプ(判で押したように多くの人に浸透している先入観)
のロックスターに自分がなっていくのに飽き飽きした、
と語って、ジェネシスを脱退してしまいます。
カリスマだったピーターに替わるボーカルを探すため、
何度かオーディションをしたみたいですが、
ピーターと同様なカリスマを探せるわけもなく、
悩んでた時に、ふとトニーかマイクが思い付いたらしいです。
フィルをボーカルにしようと。
5人編成時代でも、コーラス担当していたし、
ソロでボーカルを取っていた曲もあって、
(ナーサリークライムの「フォー・アブセント・フレンド」と
月影の騎士の「モア・フール・ミー」ですね。)
違和感なくアルバムを作り上げたようです。
4人でもなんとかやっていこう、これからも頑張ろう!
という意欲に溢れたアルバムになりました。
「トリック・オブ・ザ・テイル」です。
各曲、おとぎ話を題材にしたような、ファンタジーたっぷりのアルバムです。
個人的にもジェネシスではベスト5に入る、お気に入りのアルバムです。
そのアルバムの表題曲、
「トリック・オブ・ザ・テイル」のPVがこちらです。
トニー・バンクス作曲のイントロのピアノが印象的な、
優しくて、哀しい、素晴らしい曲です。
口パクですが、
4人で楽しそうに演奏しているシーンが見られます。
この後、ギターリストのスティーブ・ハケットが脱退して、
3人編成のPVは結構ありますが、
4人でもPVはほとんどないですし(3曲は存在してます。)、
これほど4人の雰囲気が良くて、楽しそうなPVは他にありません。
ハケットって、ジェネシスの中でこんなに笑顔で、
ボケっぽい存在だったの!?みんな仲いいじゃん!
マイクがハケットのお兄さん的存在で、優しく見守ってる感じですね。
数多くあるジェネシスのPVの中で、私はこのPVが一番好きです。
この時代のPVはあと2曲あるので、機会があればまた紹介します。