こんにちはyanです。
今回はジェネシス8作目のアルバム
『静寂の嵐』「Wind & Wuthering」を紹介します。
1.イレヴンス・アール・オブ・マー / Eleventh Earl of Mar – 7:45
2.ワン・フォー・ザ・ヴァイン / One for the Vine – 9:56
3.ユア・オウン・スペシャル・ウェイ / Your Own Special Way – 6:15
4.ウォット・ゴリラ? / Wot Gorilla? – 3:12
5.オール・イン・ア・マウシズ・ナイト / All in a Mouse’s Night – 6:35
6.ブラッド・オン・ザ・ルーフトップス / Blood on the Rooftops – 5:20
7.アンクワイエット・スランバーズ・フォー・ザ・スリーパーズ…
(旧邦題 まどろみ)/ Unquiet Slumbers for the Sleepers… – 2:27
8.…イン・ザット・クワイエット・アース(旧邦題 静寂)/ …In That Quiet Earth – 4:45
9アフターグロウ / Afterglow – 4:10
まず、アルバムのタイトルです。
原題だと、「Wind & Wuthering」風と嵐(強い風)という感じですが、
邦題が『静寂の嵐』。センスがいいですね。
ジャケットと相まって邦題がぴったりのタイトルです。
ジェネシスのメンバーでは、
ギターリストのスティーブ・ハケットが参加した最後のアルバムであり、
ジェネシスのプログレッシブロックと呼べる最後の1枚と言えるでしょう。
前作に続いて、おとぎ話の雰囲気も多少ありますが、
今回は主人公たちの苦悩や悩みなどがメインとなる詩が多く、
印象としては暗めな雰囲気の曲が多いですかね。
もちろん、素晴らしい曲も多いのですが、
今作は、曲の出来不出来が激しすぎる感があります。
では、各曲を紹介していきましょう。
1曲目はアルバムのオープニングに相応しい、
ギターとキーボードのイントロから始まる
「イレヴンス・アール・オブ・マー」です。
貴族の子供が父を信じていたのに裏切られるという曲。
印象的には長い曲だと感じていたのですが、
2分40秒と以外に短い曲でした。
それだけ、いろんな要素がぎっしり詰まってる1曲目です。
続いては、2曲目の「ワン・フォー・ザ・ヴァイン」です。
あくまで私個人の意見ですが、
ジェネシスの全ての曲の中でもベスト5に入る名曲です。
まぁ、昔の思い入れというか思い出もあります。
受験勉強で明け暮れていた19才の冬。
予備校~バイトで帰ってきて、
夕食を食べて、一旦小休憩の睡眠を取る時、
必ずこの曲を聴いてました。
重厚で哀愁のあるキーボードの音色が、
寒い冬にはぴったりなんですよね。
「ワン・フォー・ザ・ヴァイン」
ギターの嘶く様なイントロから始まり、
神に選ばれたとして現れた、一人の男の運命をトニーのキーボードと
フィルの感情たっぷりなボーカルが語りあげていきます。
ボーカルパートが一旦終わって、
印象的なパーカッションのリズムからのキーボードの洪水!!
本当にトニー・バンクスって特徴的なメロディ作りますね!
10分近い物語は、ギターとキーボードのユニゾンから、
ピアノの音色で締めくくります。
しかし、なんて良い曲を作るんでしょうねジェネシスは笑。
さて、3曲目はマイク・ラザフォード作曲の
「ユア・オウン・スペシャル・ウェイ」です。
2曲目の出来があまりに良すぎて、この曲の印象が完全に消えてます。
シンプルでいい曲なかもしれないですけど、
前の曲とのバランスが悪すぎる・・・。
4曲目の「ウォット・ゴリラ?」にしても、
4人編成になって初めてのインスト曲ですが、
短い曲なので、曲の展開がつまらないというか、
盛り上がりに欠けている感があります。
テクニックとか演奏に関しては何も言う事はないのですけどね。
さて、このアルバムも書く事が多かったので長くなりました。
続きは次の記事にて。
今回紹介するのは、
3人編成時のライブから「ワン・フォー・ザ・ヴァイン」です。
ギターのダリル・ステューマーとドラムのチェスター・トンプソンが、
サポートメンバーとしてバンドに加わり、
ライブ時には5人編成で演奏していた初期の時代の映像です。
この5人編成のライブはフィルが再加入してライブを行った、
2015年まで続いていたメンバーです。
ボーカルを歌いながら、
インスト部分になるとドラムに戻って叩きまくるフィルが、
印象的でカッコいいです!