ジェネシス「怪奇骨董音楽箱」Nursery Crymeサード・アルバム

投稿者: | 2021年4月11日

こんにちはyanです。
今回はジェネシスのバージンレコードからのセカンドアルバム
Nursery Cryme(『怪奇骨董音楽箱』)を紹介します。

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1 ザ・ミュージカル・ボックス(旧邦題 怪奇のオルゴール) / The Musical Box – 10:27
2 フォー・アブセント・フレンズ(旧邦題 今いない友の為に) / For Absent Friends – 1:44
3 ザ・リターン・オブ・ザ・ジャイアント・ホグウィード / The Return of the Giant Hogweed – 8:10
4 セヴン・ストーンズ / Seven Stones – 5:08
5 ハロルド・ザ・バレル / Harold the Barrel – 2:58
6 ハーレクイン(旧邦題 道化師) / Harlequin – 2:53
7 ザ・ファウンテン・オブ・サルマシス(旧邦題 サルマシスの泉) / The Fountain of Salmacis – 7:47

ピーター・ガブリエル – ボーカル、フルート、アコーディオン、バスドラム、タンバリン
スティーヴ・ハケット – ギター、12弦ギター
トニー・バンクス – オルガン、メロトロン、ピアノ、12弦ギター、バッキング・ボーカル
マイク・ラザフォード – ベース、ベース・ペダル、12弦ギター、バッキング・ボーカル
フィル・コリンズ – ドラムス、パーカッション、ボーカル (フォー・アブセント・フレンズ)

やっぱりまずなんといっても印象的なのはジャケットですね!
男の子の生首をクリケットのボールに見立てて、
女の子が微笑みながらクラブを持って打とうとしている。
というかなり不気味なジャケットです。

ジャケットのデザインはポール・ホワイトヘッドという画家で、
ファーストアルバムの「侵入」、この「怪奇骨董音楽箱」、
サードアルバムにしてジェネシスの最高傑作と言われる
「フォックストロット」の3枚のアルバムのジャケットを担当してます。

邦題も「怪奇骨董音楽箱」とジャケットに合わせて不気味な感じです。
なにも「怪奇」と付けなくてもいいと思うのですが・・。
原題の『Nursery Cryme』は、 Nursery Rhymes=童謡(いわゆるマザー・グースを指すこともある)をもじったものだそうで、綴りからは「cry=叫ぶ」、また発音からは「crime=犯罪」を連想させるものも感じ取れます。

nurseryとは本来「子供部屋」の意味なので、
ジャケットの絵そのままのホラー的要素も感じられますね。
1曲目の「ザ・ミュージカル・ボックス」も旧邦題では
「怪奇のオルゴール」となってますが、
今ではシンプルにミュージカルボックスという邦題です。

オルゴールのようにシンプルで美しいギターのイントロから始まり、
不気味でありながらも美しいピーターのボーカルが物語を語っていきます。
ギターとキーボードが絡み合いながら曲は進み、
静かな旋律から一気に感動的なエンディングへと向かっていきます。

ちなみにですが、
このアルバムから加入したギターのスティーブ・ハケットは、
この曲で、ロックバンド「ヴァンヘイレン」のギターリスト、
エドワード・ヴァンヘイレンが広めた(流行らせた)といわれる
「ライトハンド奏法」をすでにやってます。
この曲、38年聴いてますが、美しいですね。何回聞いても飽きない。
特に、ピーターのライブパフォーマンスをビデオで見てから、
より一層に好きになりました。

続いて2曲目が、このアルバムでドラムスとして加入した、
フィル・コリンズのジェネシスで初めてのボーカル曲
「フォー・アブセント・フレンズ」です。
シンプルで優しいギターの旋律にフィルのボーカルが絡み合って、
中々に良い曲です。

3曲目がイントロのギターとキーボードのユニゾンが印象的な大作
「ザ・リターン・オブ・ザ・ジャイアント・ホグウィード」です。
曲の展開が非常に盛りだくさんで、
聴く人を飽きさせる事なく、8分以上の大作はエンディングを迎えます。

前作と比べると、加入したフィルとハケットの影響が強いのか、
曲の展開と印象が顕著に違います。
1曲、1曲の質(演奏と雰囲気)が豪華になった感じです。
4曲目から6曲目までは、比較的短めの曲でまとめられてます。
どの曲も曲調と雰囲気が異なっていて、それでいてジェネシスらしい曲です。
まさに「骨董音楽箱」!!

特に、6曲目のハーレクイン(旧邦題 道化師)は美しいです。
優しい12弦ギターの響きと、ささやくようなボーカルで、
あっという間に曲が終わってしまいます。
でも、この短さがいいのかも。
たとえるなら、
道端に咲いている、小さな美しい花を見つけた感じです・・・。
・・・なんじゃそりゃ・・・。

さて、ラストを飾る7曲目は「ザ・ファウンテン・オブ・サルマシス」
これも大作です。
トニーのキーボード(メロトロン)が奏でる、
泉を表現した水感(スプラッシュ感)が凄いです!
ヘッドフォンで聴いてみると、
全身に冷たい泉の水をかぶった感じに似ていなくもないです・・。

ラストにはこのアルバムのエンディングにふさわしい、
ハケットのギターソロが演奏され、
スプラッシュ感あふれるキーボードで完結です。
このアルバム、全曲トータル的に考えてみても、
大作曲が3曲で、その合間に短めの曲が4曲と、
かなりバランスの良いアルバムに仕上がっています。

全15枚のアルバムの中でも、
ベスト5に入るアルバムではないでしょうか。

さて、今回の映像は、1972年のベルギーTVでのライブから、
「ザ・ミュージカル・ボックス」です。
通常のライブでは、この曲の後半から、
ピーターが老人のマスクを被って登場するのですが、
TVでのライブなので、ピーターも通常のスタイルです。
だからこそ、演奏がじっくりと観られます。
特に、ハケットとトニー、ギーターとキーボードの掛け合いが凄い!

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